暖かい陽ざしの中で伯母は目を閉じていた

起きているのかまどろんでいるのか
わからなかったけれど
手を握ってさすりながら

伯母の名を呼びつづけ
私の名を名乗り続けていると
歯のない口をもぐもぐ動かしながら
瞼を開けようとする伯母の目頭から
涙が光った

清潔な身なりと表情から
伯母が大切にされていることがわかった

言葉を発することも身体を動かすことも
自分ではできなくなってしまった伯母だけど
私が誰であるかわかってくれて
喜んでくれていることが
伝わってきた

言葉では伝えられないことがあり
言葉では受け取れきれないことがある

私から握った手を伯母は離さなかった