「無条件の愛」という表現に、しばし私たちは
心揺さぶられるものがあるようです
無条件の愛とは、神様の愛、仏様の慈悲の世界に存在するもの、
一切の条件に関わりなく誰にでも注がれる愛と理解するとき~宇宙の愛とでもいいましょうか
それに最も近いのは母親の子どもへの愛情だと言われ、ひそかに落ち込んでしまったり
自分の子育ては「無条件の愛」から遠いのではないかと罪悪感を感じてしまったり
でもね、いわゆる「条件付きの愛」の対極が
「無条件の愛」だとは言い切れないのではないかと思うのです
子どもに万一のことがあったら、なりふり構わず、
どんなことをしてでも助けたいと思うのは
それは「無条件の愛」のような気もしますが、
それだけではないんじゃないのかなと思うのです
そこには母親自身への愛があります
この子に何かあったら母親である自分が悲しい辛い
そんな思いを自分にさせたくないという自己愛
反抗期にバトルを繰り広げて
あ〜こんなハズではなかったのにと嘆く気持ちも嘘ではなく
子育てに完璧なんてない
無条件の愛に近づこうとして自分を責めてしまうより
人間に無条件の愛は扱えないと諦めて、自分を愛することが先
うまくやれない自分を愛せたら、愛せる範囲が広がってくる
そういえば
♬人間は~神様じゃないんだよ~人間は太陽じゃないんだよ 人間は天使じゃないんだよ~♬ っていう歌があったの思い出しました。
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