ふたり

キミが僕から離れて行くなんて
太陽がこの宇宙から消えてしまうのと同じ
絶対に僕の世界にあり続ける存在だと思ってた

私は消えたりしない
太陽と地球の距離がちょうどいいように
私もあなたと丁度いい距離にいたいだけ

キミは不動の存在だと思ってた
大理石のように美しく輝き決して壊れない

私は冷たく固い女じゃない
ずっと柔らかくあなたを包んできたつもり

あぁ、僕はキミのことを何もわかっていなかった
わかろうとさえしなかった
僕のことをわかって欲しい
満たして欲しい
それだけをキミに求めていたのかも知れない

あなたのニーズを満たすための生活に
私は心底疲れてしまったの

 

季節も地球も動くように
二人の距離も動いているよね
ゆっくりさがそう
心地よい距離を