七夕~天の川は水の祓い

mountain-994224__340

子どもの頃、と言っても3歳くらいまで
毎朝祖母とともに神社とお寺に参っていた。
感覚としては祖母とお散歩していたのだと
思う。

夜就寝前に、祖母は毎日神棚の前に正座し
祝詞を唱え、次に仏壇の前に正座し心経を
唱え、いくつかのマントラを唱えた後、
最後に「ありがとうございます」とつぶや
いてお辞儀をしていた。

意味は分からずとも、門前の小僧よろしく
私は祖母の言う通りを覚えてしまった。

「祓い給へ 清め給へ…」祝詞にはアファ
メーション効果があるという。
幼子の私はずっとアファメーションの中で
育ってきたのかも。

祖母は明治の女で、多くを語らなかった。
静かに縁側や庭先にいて、居るかいない
のかよくわからないくらいだったのに、
多くのことを動かしていた人だった。
日々の祝詞やマントラによるアファメー
ションを効果的に活用していたのだろうか?

七夕、水祭りの日にふと思い出した。
聞いてみたい気もするが、祖母は永眠中である。

明日もきっと佳い日

門田 保子公認心理師
対面でのカウンセリング、Zoom等でのオンラインカウンセリングにも対応しています。

カウンセリングのご予約・お問合せ

お気軽にコメントを!