子どもの頃、と言っても3歳くらいまで
毎朝祖母とともに神社とお寺に参っていた。
感覚としては祖母とお散歩していたのだと
思う。
夜就寝前に、祖母は毎日神棚の前に正座し
祝詞を唱え、次に仏壇の前に正座し心経を
唱え、いくつかのマントラを唱えた後、
最後に「ありがとうございます」とつぶや
いてお辞儀をしていた。
意味は分からずとも、門前の小僧よろしく
私は祖母の言う通りを覚えてしまった。
「祓い給へ 清め給へ…」祝詞にはアファ
メーション効果があるという。
幼子の私はずっとアファメーションの中で
育ってきたのかも。
祖母は明治の女で、多くを語らなかった。
静かに縁側や庭先にいて、居るかいない
のかよくわからないくらいだったのに、
多くのことを動かしていた人だった。
日々の祝詞やマントラによるアファメー
ションを効果的に活用していたのだろうか?
七夕、水祭りの日にふと思い出した。
聞いてみたい気もするが、祖母は永眠中である。
明日は明日の風が吹く
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