「ほめる」ことの落とし穴

子育てしている時
「ほめる」ということの良し悪しが言われます。

ある学びの場で、ほめられて教育された子の
7つの特徴をあげられました。
1.伸び悩む
2.自分がない、自我が脆弱である
3.自己承認、自己肯定感が弱い
4.依存的(ほめてくれる人が必要)
5.偏狭で短絡的、薄っぺらい
6.自己中心的
7.ちょっとしたことですぐ折れる

ほめられる=「快」の感情に慣れ
できることしかやらなくなる
嫌なことできないことはやらない
自分の価値を他者が決めることになり
他者の評価が絶えず気になる
他者にほめてもらわないと自分がいない
感じがする
という傾向があることを話されました。

これは、その子自身の本当にやりたいこと
に向けて取り組んでいるというよりは
親や教育者や他の大人が
自分たちの望むような仕上がりの子ども像を
子に求めて「ほめ」続けた結果ではないかと思います。

子ども自身がそうなりたい、そうありたいと
強く願う時、適切な形で「ほめる」ことは
子ども自らの力を発揮させることに繋がります。

そして、ほめてもほめなくても
人間には本当にそれをやりたかったら
やり遂げる、そういう力が本来備わっているのだと思います。

大切なのは、「とにかくほめる」ことではなく
信じてあげること。

親の言う通りしたから「ほめる」のではなく
「あなたは本当はどうしたいの?」という
気持ちで寄り添って待ってあげることかなと思います。

明日もきっと佳い日

門田 保子公認心理師
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