映画「ブルックリン」
前評判の高い映画だ。
ある方が2回観たけど、もう1回観たい
というのを聞いて、行ってみた。
1950年代、アイルランドの若い女性が米国に
渡り、たくさんの出会いや学びを通して仕事、
恋、故郷…人生における様々な選択を迫られ、
その都度悩み人との関わりの中で成長していく。
先ず色の使い方、ファッションセンスの素晴
らしさに吸引される。この視点からだけでも
見ていても飽きないと思う。
この作品には、まったくの悪人が出てこない。
どこにでもいそうな「意地悪そうな人」や
「感じの悪い人」は出てくるが、彼女らの気
遣いのある面や思いやりのある面をも同時に
描いている。
人間に対する視点がどこまでも温かい。
一見おちゃらけているように振る舞っている
人が、真顔で自分の本音を話す時に見せるシ
ンプルな美しさにハッとする。
それを引き出せる監督の美意識とセンス♡
どんどん綺麗になっていく主人公。
転職をめざしての学び、これまでにない喪失
体験、二つの恋と故郷、これからどう生きて
いくのか、悩み苦しみそして選択する。
背中を押してほしい人
過去の棚卸をしたい人
これからの人生について考えたい人
色彩の美しさやファッションに関心がある人
映像の美しさや音楽に関心のある人
映画の好きな人
おススメです。
明日もきっと佳い日
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