ふと目をやると、傍らのブロックの隙間や
アスファルトのほんのわずかな割れ目から、
この紫の野生のすみれの群生に出会うことがある。
ふと出会った途端、思わず笑ってしまう。
一見、この紫たちは、小さく可憐に咲いている。
しかし、人間が造ったビルやアスファルトといった
機械的な強さを、まるで相手にもせず、隙ありと見
るやどこにでも群生し、目立たないふりをしながら
「紫」という高貴な色を選び、じゅうぶん目立って
おきながら控えめなふりをして大量に咲く。
命本来が持つ美しさを、ただ咲くことで示してくれて
いるようだ。
ただ咲く、ただ咲かせる。与えられた命を全うする
ことの美しさ。
明日は明日の風が吹く
- 公認心理師・臨床心理士
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