最後に残ること

美味しいものを食べることが
何より好きな母は、毎日何を食べたか
きっちり記録している

身体の機能は、一昨年よりも昨年よりも
緩やかにだけど落ちてきている

少し歩くだけでも息が上がっている

思うように身体が動かなくなってきても
しんどいなど泣き言は言わない

時々上目線の発言をして
娘をウンザリさせたりもする

もしかしたら勝気な性格が、
母を人として存在させるための防波堤というか
枠組みのような働きをしているのかも知れないと思う

自分が通ってきたところまでは
振り返ることができるけれど
これからどういう老い方をするのかは未知数で

父の最期は見事で美しかったと思うけれど
母のゆっくり進む最後の時間は、何を見せてくれるのか

母と対峙しながら、人の一生って何なのか
最後に何が残るのか
ふと想ったりするこの頃。

明日もきっと佳い日

門田 保子心理カウンセラー
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