本当に好きなこと
実家を整理していると
母が作っていたパッチワークやリフォーム作品が
出てくるわ出てくるわ
いったいいつ作っていたの
というくらい
いろんなところから出てきます。
母はそんな素振りはいっさい見せなかったけど
何かをリフォームしたり
一見廃材と思えるようなものから
独自のアイデアで再創作することが
とっても楽しかったのではないかなぁ
母の中には、
自分が本当に好きなことでありながら
特に大したことでもないと
自分を卑下するような
そんな思いがあったのかも知れない
女系の母は、産まれた時「また女か」と祖父に言われたこと
お前が男だったらどんなに良かったか、
女であることが惜しいと何度も言われたと
今でも口にします。
洋裁や手芸を活かした作品作りが好きで得意でも、それで祖父を喜ばせることはできない
自分の好きなこと、得意なことをどれだけ
一生懸命やったところで最愛の人から認めてもらえるわけではない
人が誰かや何かの期待に応えたいと生きる時
本当に自分が好きなことを自分で受け入れにくかったり、わからなかったりします。
祖父のことを尊敬し絶賛する母ですが、
大胆で斬新なその作品群から、
陽気で天然と言われる母の、語らない悲しみのようなものが垣間見れました。
でもね、どうしてもやっちゃうんだな~。
本当に好きなことだから。
明日もきっと佳い日
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