もう20年以上も前になりますが、起きている
ときも寝ているときも、ただ泣いていた時が
ありました。

言葉にならない悲しみと寂しさと、それに
耐えられない苦しさ。弱い自分を許すことも、
そこから逃げることもできなかったとき、ふと
夜空を見上げたら、何も言わず何も語らず、
ただ星がまたたいていました。その静かな光に
優しさを感じてまた泣きました。

泣いている自分に、泣いてもいいよと言えたような
気がして、夜ベランダでひとり泣きました。