コペルくん

昔「道徳」の時間に、下村湖人原作の短編で
コペル君という男の子が主人公の物語が
ありました。
「実践目標は小刻みに」という内容だったと思います。

例えば、ランニングを始めようと目標を持った
としても、今まで走ったことがない人が
いきなり毎日何キロも走ろうとするのでは
なく、きょうは50メートル先の電柱まで
明日は100メートル先の郵便局までという
ように、いきなり目標に到達しようとするより
日々少しずつ距離を伸ばしていく方が現実的に
目標達成しやすいというものだったと記憶しています。

これは、人間の心にも優しいシステムではない
かなと思います。
潜在意識は、急激な変化を嫌います。
現状維持にしがみつきたがるトカゲの脳に
気づかれないくらいの変化で進むと
少しずつ変化しているにもかかわらず
それが「普通」のこととして心にも
受け入れられやすいからです。

急激なダイエットがリバウンドしやすい
のはこのためです。

自分はどうすると決めたら
評価を求めず自分のペースで進み
進んでないように見えても
それでもあきらめず進もうとしている
自分を認めてあげて
「これでいいのだ」と1日を締めくくる
習慣をつくるといいかも知れません。

明日もきっと佳い日

門田 保子公認心理師
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