梅や桜や菊や松のように
その名の下で「茶会」が開かれるような
華やかさや重厚感のある植物を前にする時
人は思わず歓声を上げ目を見張るのだろう。

目も口もまん丸にして
植物を愛でるだけでなく
丹精込めて育てられた人への賞賛も込めて。

一方で、場所を選ばず
例えそれがコンクリートの隙間であっても
いつの間にと思わせるタイミングで
自由に顔を出し花を咲かせ
緑を広げている植物もある。

たんぽぽやよもぎや土筆などなど。
こちらに出会った時は
その可愛さ可憐さに思わず
目を細めてしまうのだろう。

育てられて愛でられる植物にも
自然発生的に群生する植物にも
きっとどちらにも
美しさも可愛らしさも力強さも
備わっているのだと思う。

ただ見せ方や現れ方が違うだけで。