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母は、昨年圧迫骨折で数か月入院を経験し、現在は
リハビリに通い、ヘルパーさんの助けを借りながら
一人で暮らしています。人一倍負けん気が強く、
弱さを見せたくない母は、骨折以来、父のお墓参り
には出かけていませんでした。

今回私が誘うと、最初は首を横に振っていましたが、
「天気も良いし、リハビリにどう?」と言うと
「それじゃぁ、参ろうか」と言って、花ばさみを取り
庭に出ていきました。

颯爽という感じとは程遠く、ゆっくりゆっくり、
ゆるやかな傾斜をはぁはぁ息を吐きながら、
「富士山にのぼってるみたい」と言いつつ進み、
それでもお墓参りできたことでホッとした顔を見せた母。

そして、近所の人にいろいろよくしてもらって
「本当にありがたい。感謝なんよ」という母の顔は、
以前の母とは違ったおだやかな表情になっていました。

いつも愚痴や上目線の発言が多かった母とは別人のよう。
「感謝」という言葉のもたらす恩恵について、母が教えてくれた「こどもの日」でした。